台風18号

台風18号は、日本列島を縦断。各地で被害をもたらした。 今治でも蒼社川が、一時氾濫危険水位に達し、避難勧告が発令された。 その後、水位が下がった為、大事に至ることはなかったが、とても心配された。 ここ数年、特に集中豪雨による被害が増えている。台風も巨大化している。 1時間50ミリ超の大雨が、70〜80年代に比べ3割増となっているそうだ。 気象庁は「雨の降り方が局地化、集中化、激甚化している」と指摘。 今後私たちは、どう備えるべきなのでしょうか。   「温暖化で大気中の水蒸気量増加」 7月から8月にかけて集中豪雨が日本列島を直撃。「数十年に一度」どころか「一年に数度」で頻発。気象庁の統計によると大雨の平均回数は76年〜85年に173.8回。07年〜16年は平均232.1回と33.5%増加。 大雨には地球温暖化との関連が指摘されている。平均気温が上がると、飽和水蒸気量という大気が蓄えることができる水分量が増加。その大量の水分が地表に落ちることになり、大雨になりやすい。 また、最近は海水温も上昇し、海水の蒸発量が増えて、雨雲が出来やすくなっていることも一因。 気候変動に関する政府間パネルの評価報告書も、近年の局地的豪雨の多発の背景には地球温暖化が関与している可能性を否定せず。 対策として温室効果ガスの排出を低減して温暖化を抑える「緩和」や気候変動に対して強靭なインフラをつくる「適応」も急がれる。 今夏の集中豪雨や長雨、ひょうなどの異例づくめは、猛暑と混在し夏の日常になるかもしれない。 (※株式会社トヨックス 「トレンドホット情報」より抜粋)